アフーム・ザー


アフーム・ザーは冷たき「炎のもの」にして、クトゥグァ自身の落とし子であるとされています。一面に広がる揺れ動く灰色の炎という姿をしていて、その炎は極限の極地の寒気を伴うもので、燃え上がるものではないそうです。
クトゥグァによって生み出されたこの「炎の王」は、フォマルハウトの封印をすり抜けて太古の地球へ降臨しましたが、それを察知して到来した<旧神>によってボレアの極地にある窪みの深みに封印されました。

しかし一人の人間の過ちによってアフーム・ザーは解き放たれ、ハイパーボリアのすべては灰色の炎による大いなる氷河の餌食となって滅んだそうです。つまりハイパーボリアを破滅させた大氷河はアフーム・ザーによるものだったということになりますね。結局、再び<旧神>が到来して封印を施すまでの間、アフーム・ザーはハイパーボリア以外の大地も青白き氷の死で覆いつくしたみたいです。

熱いのも寒いのも苦手な私にはどっちも嫌としか言いようがありません。


      ――お昼寝中――

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主な作品:「極地からの光」 「炎の侍祭」」
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