太古の地球に外宇宙から飛来した知的生物で、南極大陸に高度な文明を築き上げたといいます。
頭部がヒトデを思わせる五角形で、樽状の胴体に膜状の翼を生やした姿をしていて、植物と動物双方の要素を有するみたいです。
高度な知能を持ち、地球上での労働力として使役する目的でショゴスを作り出しました。
そうして世界各地に都市国家を建設して大いに繁栄しましたが、クトゥルーとその眷属の到来により彼らの天下は崩れ去ります。
やがてクトゥルーと眷属がルルイエで深い瞑りについた後はしばらく平安が戻ってきたものの、自分達が作り出したショゴスの叛乱や、新たに到来した「ユゴスよりのもの」との戦争で北半球に追いやられてしまいます。
その後、種としての限界と退廃、「イスの偉大なる種族」などとの頻発的な戦争、度重なるショゴスの叛乱や氷河期の到来により徐々に衰退していき、現在は南極の巨大都市の遺跡に数少ない生き残りが確認できるのみだといいます。

もはや外宇宙へ移動することもかなわず、細々と南極の片隅で地球に留まるしかなくなった彼らは、ある意味においてれっきとした「地球人」と言えるのかもしれません。
少なくとも人類に対する意図的な敵意はありませんから、もし発見したら友好的に接したいものですね。


      ――お昼寝中――

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古のもの

主な作品:「狂気の山脈にて」 「狂気の地底回廊」
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