ショゴスは「古のもの」が地球上での労働力として使役する目的で無機物から合成して造り出した、万能の細胞を持つ原初のアメーバ状生物です。
無限の可塑性と延性を持ち、支配者からの催眠暗示で命令を受けて、必要に応じて発声することもできるようです。
主人の会話を模倣した「テケ・リ・リ! テケ・リ・リ!」という笛の鳴くような声を出すらしいです。

ショゴスは初めのうちは創造者たる「古のもの」に従順だったものの、自己進化能力ともいえる特殊な性質による分裂繁殖を繰り返すことにより、徐々に「古のもの」の支配に対する抵抗力を身につけ、何度も叛乱を起こすようになりました。
あらゆるものを喰らい、その本質をも自身の一部とするみたいです。
ショゴスは「古のもの」によって地底深くに封印されましたが、現在でも増殖を続けており、魔道士や妖術師などによってしばしば地上に召喚されることがあります。

ショゴスの一種にはシー(海棲)ショゴスというものも存在し、クトゥルーの眷属に使役されているようです。

この手の怪物はたえがたい悪臭を放つものが多いみたいですね。


      ――お昼寝中――
主な作品:「狂気の山脈にて」 「無人の家で発見された手記」 「戸口にあらわれたもの」 「インスマウスの影」
       「狂気の地底回廊」 「地を穿つ魔」

戻る

ショゴス

inserted by FC2 system