ディープ・ワンズとも。
ダゴンの眷属である水棲種族で、半漁人さながらの姿形をした奇怪な生物です。
鰓と肺の両方で呼吸ができ、陸上でも活動可能です。
蛙のようにピョンピョン跳びはねて移動し、吐き下を催すような魚臭い匂いを放ちます。
人間と交配することが可能で、その間に生まれた子供は、はじめのうちは普通の人間と変わらない容姿のまま成長しますが、二十歳を過ぎたあたりから「深きものども」特有の蛙めいた容貌へと変化していきます。
主にインスマスで交配を行ったことから、その顔の特徴は「インスマス面」と呼ばれます。
その後は歳を経るに従って人間離れした姿形へと変化していき、最後には「深きものども」の仲間入りを果たして海底都市へと移り棲むのだそうです。
老化によって死ぬことはなく、外的要因で命を落とさない限り何万年でも生き続けるといわれています。

――といったところでパステルさんにかわりますね。


まあ、私の所属する『星の智慧派』が1980年代に「ダゴン秘密教団」と協力関係を結んだことがあるから。
というか、ニャル様の化身である医師が海に捨てた<輝くトラペゾへドロン>を回収するために、ニャル様を崇める私たちの教団が奔走しないといけないなんておかしな話よね。
そんなわけで現在もダゴン教団とはたまに手を結んだりするみたいだけど、あんな魚臭い連中と一緒に行動するなんて冗談じゃないわ。

えーと、「深きものども」の暮らす海底都市は世界中の海に存在していて、その内の一つが、インスマスの沖合いにある悪魔の暗礁近くの海底に存在するイハ・ントレイなの。
日本では蔭洲升や赤牟の近くに「深きものども」のコロニーがあると目されているみたいね。

覇道財閥のお嬢様が水着姿で「深きものども」に陵辱されるバッドエンドがあったようだけど、ここの管理人的にはティベリウスによる触手陵辱を最後までやってほしかったそうよ。

……エケルハフト、ヴィルクリヒ・エケルハフト!(ドイツ語で、いやらしい、いやらしいったらありゃしない)


      ――お昼寝中――
主な作品:「インスマウスの影」 「ルルイエの印」 「閉ざされた部屋」 「インスマスの黄金」 
       「ダオイネ・ドムハイン」 「プリスクスの墓」

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深きものども

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