<大いなる深淵の大帝>と称される神性で、一説によれば<旧神>の一柱であるとされています。
銀製の右腕を持ち三叉の矛を手にした威厳ある老人の姿をとり、夜鬼が変じたイルカに牽かれた戦車に乗って現れるようです。
全ての夜鬼たちはノーデンスを崇拝していて奉仕種族として仕えています。
人間に対して比較的友好的とされ、「旧支配者」と敵対関係にあるノーデンスは、ときに「旧支配者」やその配下に襲われた人間に救いの手を差し伸べることがあるみたいです。
<夢の国>において、ナイアーラトテップが放った無定形の魔物たちをきらめく光条で灰色の塵になるまで焼き尽くし、ランドルフ・カーターさんを救ったこともあるとか。

あ、パステル……さんが来てますからかわりますね。


いや、単に私のライバルがノーデンスの信奉者ってだけなんだけど。
クトゥルー神話とは直接関係ないけど、「パンの大神」のノーデンスは殆どレイプ魔よね。
それ以前に、純粋な幼女に人体実験を施して狂死させる医師には反吐が出るわ。

……とりあえずノーデンスを<旧神>の一柱とみなすとして、永劫の太古に<旧神>と「旧支配者」の間に繰り広げられた争いのひとこまは、人間に理解できる範囲で描写するなら次のようなものだったみたいよ。

「人間には想像もできない生物どうしが闘っていた。一方の生物は巨大で、絶えず姿を変え続け、純粋な光の塊のように見えた。柱の形をとることもあれば、巨大な球の形、雲塊のような形をとることもあった。これらの塊が、同じように姿、濃度、色を変化させ続ける他の塊と闘っていた。その大きさは怪物じみていた」

「時折、光の柱に敵対するもののひとつが捕えられ、遠くへ投げ飛ばされた。すると投げ飛ばされたものは怖しい姿にかわり、肉体をそなえはじめながら変成をし続けた」

『永劫の探求』より抜粋。


      ――お昼寝中――

ノーデンス

主な作品:「霧の高みの不思議な家」 「未知なるカダスを夢に求めて」 「破風の窓」 「妖蛆の館」

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