誕生直後の地球の蒸気を発する沼に横たわり、手も足も頭も臓器もない原形質の無定形の姿から、生命の起源となった単細胞生物を生み出したとされる神性です。
知性を持ちませんが地球上の生命体すべての源であり、地球の生命はみな永劫の輪廻の果てに、ウボ=サスラのもとに帰依するといわれています。

ウボ=サスラの周囲には禁断の叡智を記した謎の石版があるらしいですが、それを解読できるほど接近できたものはいないといいます。

パステルたん――……さんがきてますのでかわりますね。


その炭酸禁止とでも言わせたいの?

えーと、『世界神智学サミット』に出席予定だった愛巧太博士が行方不明になったのは、ウボ=サスラに食べられてしまったからという噂があるわ。
また愛巧博士の教え子らしい二十二歳の女性は、ある出来事により記憶を失って別人として生活する羽目になったうえ、『銀の鍵』を持つ少年と関わることになって大きな事件に巻き込まれたりしたようだけど。

それはともかく、私は一年前から作家デビューしたんだけど、不思議な奇形の兎に導かれて辿り着いたオーゼイユって街での体験の結果、創作の源泉が湧いてきたわけなの。
ちなみにその街でウボ=サスラに食べられかけたことがあって……うう、あのときのことはもう思い出したくないわ(汗)


      ――お昼寝中――

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主な作品:「ウボ=サスラ」 「曇天の穴」

ウボ=サスラ

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