人類誕生以前の北極に外宇宙から飛来したとされる神性です。
球形の胴体にカニのようなハサミがついた六本の長い手足、泡状の頭部には三角形に配置された魚のような目と長い鼻を持ちます。
全身にチューブ状の吸引管があり、それで生贄の血を吸い尽くすのだそうです。

二十世紀初頭、探検家によって北極の廃墟と化した石造都市で、巨大な象牙の玉座に坐した状態で休眠中のラーン・テゴスが発見されたといいます。
その後の行方は不明ですが、ロンドンのある博物館に展示されているという噂も。

一説によるとラーン・テゴスが死ぬと「旧支配者」が復活できなくなるらしいですが、眉唾ものの妄言っぽいですよね。


      ――お昼寝中――
主な作品:「博物館の恐怖」

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ラーン・テゴス

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