イタクァとも。
<風を歩むもの>や<大いなる白き沈黙の神>とも呼ばれる風の神で、星間宇宙を吹く風を渡り、ハスターに従属しているとされています。
北米先住民にはウェンティゴと呼ばれ畏怖されていて、信徒から捧げられた生贄や運悪く遭遇してしまった犠牲者は、遥か空の高みに運ばれ、禁断の土地を連れまわされた挙句に、最後は凍死体状態で地上に投げ棄てられるのだそうです。

その姿は、頭部に燃える眼のような輝きを二つ備えた巨人の輪郭として映るといわれていますが、それを目撃した人間には例外なく死がもたらされるみたいです。

また、タイタス・クロウさんのブロウン館を破壊した力の一つはこのイタカだとか。
ウィルマース・ファウンデーションの一員である精神感応者シルバーフットさんが幻夢境の北極でイタカと戦い続けているといわれていますが、日本でその詳細が日の目を見るのはいつになるかわかりません。

とりあえず地球温暖化が進んでいるとはいえ、凍死したくはないですね。


      ――お昼寝中――

イタカ

主な作品:「風に乗りて歩むもの」 「戸口の彼方へ」 「イタカ」

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