ハストゥールとも。
<名状し難きもの>、または<星間宇宙を歩むもの>と呼ばれる神性で、イタカやツァール、ロイガーといった風に属する神々の首領格とされる存在です。
アルデバランの暗黒星近くにある黒きハリ湖に棲む、あるいは<旧神>によって封印されているといわれ、セラエノとカルコサを支配下に置いて領有しているみたいです。
また、読む者を等しく狂気と破滅へ誘う禁断の戯曲『黄衣の王』に登場する存在、「黄衣の王」はハスターの顕現の一つと目されています。

クトゥルーとは敵対関係にあり、クトゥルーの眷属らと敵対する人間達にはときとして加護を与えることもあるらしいですが、もちろん人間の味方というわけではありません。
かのラバン・シュリュズベリイ博士とその一行は、クトゥルーの復活を阻止しその眷属らと戦うためハスターの庇護を受けたようで、ハスターに従属するビヤーキーを召喚駆使して幾度も危機を脱したといわれています。

かつてケイオスシーカーにはハスターの申し子としての力を得た日本人の少女がいたらしいですが、活動の果てに同僚のケインという青年と共に失踪したようで、その詳細は不明です。


      ――お昼寝中――
主な作品:「カルコサの住民」 「羊飼いのハイータ」 「闇に囁くもの」 「ハスターの帰還」
       「永劫の探求」 「イタカ」

ハスター

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